マイナーであること

そしてここに、「個としてのマイナー」が現れる。 それは、マイノリティであることを拒否する「マイナー+個X」である。 写真家石黒健治は、「私はマイナーである」と自己規定する。そこに、自身を揶揄する響きはあるだろうか? その...

局地的マッピング

局地的地図の膨大な集積が「世界全体の把握」に結びつくことはない。 私たちは、局地に生きている。私たちは局地的に偏在している、といってもよいだろう。そして、「局地に生きている」という事実から生まれる「全体への渇望」は、決し...

概念ドリブン

世界は、概念ドリブンとして生成される。概念は世界の反映ではなく、世界そのものである。 人は何かを考える時、契機となる何かを必要とする。思考を開始し、展開させる、そのためのトリガーとなるもの。思考を発動させるための機械、推...