マイナーであること

そしてここに、「個としてのマイナー」が現れる。 それは、マイノリティであることを拒否する「マイナー+個X」である。 写真家石黒健治は、「私はマイナーである」と自己規定する。そこに、自身を揶揄する響きはあるだろうか? その...

写真集「HOME」のこと③

中村さんの目が何を湛えているのか、僕にとって、それは1つの不思議だった。 写真家の中村治さんにはじめて会ったとき、なにより印象に残ったのは、中村さんの「目」だった。中村さんがどのような表情で僕を迎えてくれたのか、今となっ...