名古屋→品川

本から顔を上げると、列車は栄に着いていた。お土産の入った紙袋に本を入れ、しばらく何も考えないでいる。 実家に2泊して帰る日の朝、僕は南側の窓辺に立って、子供の時分にいつも見ていた大通りを見下ろしていた。通りの交通量は多く...